鍼灸治療
鍼灸治療とは?
鍼灸治療は、古来から伝わる治療法で、鍼とお灸の施術を組み合わせて行います。
具体的には、皮膚に鍼を刺したり、火のついた艾(もぐさ)を皮膚上に置いたりして身体に物理的な刺激を与えます。
鍼灸治療は、肩こりや腰痛、身体の痛み、内臓の不調など、さまざまな健康上の悩みを解決するために利用されています。
世界的にも注目されており、研究も進んでいます。ぜひ、鍼灸を有効に活用していただければと思います。
特に当院ではパルス鍼治療を用いた施術を行っております。
パルス鍼治療は、鍼灸治療の一種で、体内に刺した鍼に電極をつなげて低周波の電気を流す施術方法です。通常の鍼治療と同様に、鍼を打った後に電極を接続し、からだに害のない低周波を流していきます。
通常の鍼治療に加えて、パルス鍼治療は根本原因の筋肉に電気を流すことで、連続的な収縮・弛緩運動を促します。そのため、血行促進作用も高く、短期間で慢性的なコリの改善や痛みの緩和が期待できます。また、坐骨神経痛や頚椎症性神経根症などの神経の疾患にも効果的です。パルス鍼治療は神経を興奮させ、痛みの鎮痛効果をもたらします。
動画で解説 鍼灸治療
痛みの緩和
鍼を刺すことで、脳内から痛みを和らげる物質(β-エンドルフィンやセロトンなど)が分泌されます。これにより自然治癒力を高め、肩こりや腰痛などの慢性的な痛みが和らぎ、日常生活が楽になります。
血流改善
鍼によって小さな傷がつくと、身体は傷ついた組織を修復しようとして、患部周辺の血液量を増やし、細胞に栄養や酸素を多く運ぶようになります。血行が改善されると、細胞分裂が盛んになり、機能回復が促進され、血液の流れが活性化し、酸素や栄をが運びやすくなります。そのため、痛みや疲労の原因となる物質が老廃物として排出されやすくなり、内臓の不調にも良い影響を与えます。
自律神経の整え
- 鍼灸は、自律神経を整え、ストレスや不眠の原因となる交感神経と副交感神経のバランスを改善します。自律神経の乱れはさまざまな体調不良を引き起こすことがありますが、鍼灸によりそのバランスを回復し、体の調和を取り戻すことができます。